特殊なPP加工
和紙調PP加工
特殊な和紙PPフィルムを使用したPP加工で、プレーンタイプと雲竜タイプがあります。
上の写真は、左側が赤系のベタにプレーンタイプを貼ったもの、右側が灰色系のベタに雲竜タイプを貼ったものになります。
プレーンタイプは均一的な和紙調の見た目となっており、非常に使い勝手の良いフィルムとなっています。
雲竜タイプはプレーンと比較して、白い筋雲が繊細な和紙の風合いをより演出できるフィルムとなっています。
両タイプ共に、印刷物の耐久性を向上させると同時に、高級感と共に穏やかな和テイストを出すことができ、昨今高まっているインバウンド商戦に向け、冊子、パンフレット、カタログ、パッケージと幅広い需要が期待されます。
和紙調の用紙に印刷をすると、うまくインクが乗らなかったり滲んでしまうなどのデメリットもありますが、和紙調のフィルムを印刷面に貼ることで、印刷面のデザインなどを損なうことなく和紙の風合いを演出できます。
一方、文字などが小さかったり薄かったりした場合などには、和紙調のフィルムを貼ることで文字が読み取りづらくなることもありますので注意が必要です。
逆に、無地の洋紙に和紙調PPフィルムをPP加工し、その上に印刷する方法もありますが、UV印刷のみであったり、状況によっては版への影響がある場合や、一部のオンデマンド出力でも対応可能であるなどする為、一度テストされることをお薦め致します。サイズによっては在庫が無い場合もありますので、加工ご依頼の際は事前にお問い合わせ下さい。